口腔外科は、親知らずの抜歯をはじめとした外科処置のプロフェッショナルです。必ずしも抜歯が必要なわけではありませんが、生え方に異常を抱えている場合もあります。親知らずの周囲には損傷してはいけない血管や神経も分布しているため、抜歯の必要性の診断からしっかり診させてください。
顎骨嚢胞とは袋状を呈する、口腔外科領域では比較的発生頻度が高い病変。腫瘍とは自律的、不可逆的に増大する病変で、その中で発育が緩慢なものを良性腫瘍と呼びます。増殖速度が速く、周囲に破壊的に浸潤したり、別の臓器に転移を起こすものは悪性腫瘍(いわゆる“がん”)に分類されます。
矯正で必要な抜歯及び埋伏歯の萌出のための開窓(歯を露出させる)、牽引(必要に応じて歯を引っ張るための装置をつける)の治療をいたします。
歯の移動効率や治療効率、歯の移動限界量を高めて、より効率的に質の高い治療結果を出すため、矯正用アンカー(ミニインプラント)の埋入を実施いたします。治療期間の短縮や患者さんの治療負担の軽減につながります。
顎関節症には、顎関節や筋肉の痛みだけでなく、口が開かない・閉まらない、開け閉めしたときに音がする等、様々な症状があります。歯ぎしりや食いしばり、偏咀しゃくなどの癖があると顎関節症になりやすく、悪化しやすいと言われます。一般的にはマウスピース装着や既存の補綴物を調整して対処しますが、重度の場合は外科手術を要するケースもあります。
噛み合わせに機能していない歯を移植する治療法で「自家歯牙移植(じかしがいしょく)」といいます。むし歯や歯周病、歯が折れてしまったなど、歯を何らかの理由で失った場合、ほとんどはインプラント治療やブリッジ治療など「失った部分を補う治療」を選択しますが、自家歯牙移植は、それ以外の第三の治療法として選べる治療法です。